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尿失禁治療

尿失禁に対する治療について説明していきます。
その症状の特性から恥ずかしがって相談できていないという患者さんが多くいらっしゃると考えられておりますが、適切な治療によって改善が見込まれるため、症状でお困りのさいは相談にいらしてください。

1.骨盤底筋体操

腹圧性・切迫性尿失禁どちらにも効果があります。
尿や便を我慢するときのように力をいれることを繰り返すことで、尿道括約筋の筋力アップを目指します。2か月で効果がみこまれ、6割以上の方に症状の改善を認めた報告もあります。

2.薬物療法

腹圧性尿失禁にはβ2刺激薬という尿道括約筋の力を強くする薬で失禁の改善が見込まれます。
腹圧性・切迫性ともに効果のある薬剤としてβ3作動薬と抗コリン薬があります。膀胱の筋肉を軟らかくしたり、過剰な収縮を抑えることで失禁を改善します。

3.ボトックス膀胱壁内注入療法

過活動膀胱による切迫性尿失禁で、薬による治療で効果がなかった場合に適応があります。膀胱内視鏡で膀胱を観察しながら、その壁内にボツリヌス毒素製剤を注入していきます。治療効果は半年程度続くとされています。

4.電気・磁気刺激療法

準備中

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