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尿が赤い(血尿)

尿が赤いときは、尿の中に血液が混じっている血尿か、薬品や食品で尿に色がついた場合を考えます。
血尿の場合は尿が赤色だけでなく茶色く変色することもあり、時には黒い塊のようなもの(凝血塊)が出ることもあります。

原因

血尿の原因は以下のようなものが挙げられます。

  1. 尿路感染症:膀胱や腎盂などの尿路に細菌が感染することで引き起こされます。腎盂腎炎や膀胱炎が含まれます。感染が進行すると、尿中に血液が混じることがあります。
  2. 尿路結石:尿路結石は、尿中のミネラルや塩が固まって結石を形成することで生じます。結石が尿路を通過する際に粘膜を損傷し、血尿を引き起こすことがあります。
  3. 尿路の腫瘍:膀胱がんや腎細胞がんなどからの出血で血尿となることがあります。
  4. その他の疾患:糸球体腎炎、外傷などが血尿の原因となります。EPAなどのサプリメントや抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)も血尿を助長することがあります。

診断

血尿の原因を特定するために以下のような検査を必要に応じて行います。

  1. 尿検査:実際に尿中に出血しているか確認します。
  2. 尿細胞診:尿中の細胞を評価して、膀胱癌など悪性腫瘍の可能性を調べます。
  3. 超音波検査:結石や腫瘍の有無を評価します。
  4. 膀胱鏡:尿道および膀胱を直接観察することで腫瘍の有無などをチェックします。

特に排尿時の痛みなど他の症状がない血尿は膀胱がんなどの腫瘍が原因となっていることが多くあるため、放置せずに泌尿器科を受診してください。 

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