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尿が漏れる(尿失禁)

尿失禁は、無意識あるいは不随意なうちに尿を漏らしてしまう症状です。尿失禁は日常生活に大きな影響を与え、人生の質(QOL)を低下させます。高齢者に多くみられ、60歳以上では30%を超える人に認めるとの報告もあります。

尿失禁はいくつかのタイプに別れます。

  1. 腹圧性尿失禁:咳・くしゃみやいきんだときなどに引き起こされる尿漏れです。特に高齢の女性に多いです。
  2. 切迫性尿失禁:尿意を急に催し、がまんができずに漏れてしまうケースです。
  3. 混合性尿失禁:上記2つを同時に認める尿失禁です。
  4. 溢流性尿失禁:前立腺肥大などの排尿困難により膀胱に限界を超えて尿が貯まった結果、溢れて漏れてきているものです。
  5. 機能性尿失禁:体力低下や認知症などによりトイレへの移動が困難なため、トイレ以外の場所で尿を漏らしてしまうものをいいます。

診断

尿失禁の原因を特定するために以下のような検査を行います。

  1. 問診:問診により失禁のタイプを把握することが重要です。
  2. 尿検査:炎症の有無などを評価します。
  3. 超音波:残尿の有無などをチェックします。

病態を把握したうえで最善の治療・管理方法を相談していくことが重要です。お困りの際は泌尿器科まで相談にいらしてください。

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