亀頭包皮炎
亀頭包皮炎とは?
亀頭包皮炎は、おちんちん(陰茎)の先端(亀頭)および包皮に炎症が生じる状態を指します。細菌感染や受傷などの刺激によって引き起こされます。
症状
- 亀頭や包皮の発赤
- 包皮の腫脹(はれる):根本ではれるとドーナッツのように腫れます
原因
亀頭包皮炎の主な原因は以下の通りです。
- 細菌感染:大腸菌などの細菌感染によります
- 真菌感染:カンジダ(酵母菌)の感染によります
- 刺激物:洗剤や薬品などによる皮膚の刺激・アレルギーが原因となることがあります
- 糖尿病:高血糖状態により感染症を引き起こしやすくなります。
診断
- 問診:問診によりその原因を探ります。
- 診察:亀頭および包皮を診察し、嵌頓包茎などと鑑別します。
- 検体検査:性感染症が関与していると疑った場合はその検査を行います。
治療
亀頭包皮炎の治療は原因によって異なります。
- 抗菌薬:細菌感染の場合、抗菌薬の軟膏で対応します。程度によっては内服薬も用います。
- 清潔にする:清潔を心がけましょう。
まとめ
亀頭包皮炎は、治療によって治癒が期待されます。嵌頓包茎という病気と似ている状態になることがあるため、痛みを伴う場合は早期の受診が必要です。